Nagano Cup (長野杯公式コンテンツ)
長野杯2004 : Feature Match - Round 5 宮部浩一 vs. 矢口浩太郎
(過去の大会結果 : フューチャーマッチ)

Written by Jun Yanagisawa
Edited by Wataru "Mr.Cid" Hosaka

 Standard 最終戦。Feature Table に呼ばれたのは、"信州地雷魔神" としてこれまで数々のオリジナル (地雷) デッキを製作して来た宮部浩一と、Darksteel のプレリリーストーナメントで優勝し、権利を得た矢口浩太郎である。

 この時点で7点の宮部は、勝つとベスト8進出が確定する。対する矢口は6点だが、ここで勝てば OMP 勝負でベスト8進出の可能性がある。両者負けられない一戦。宮部のデッキはオリジナルの赤青コントロール "Counter-Assault" 、矢口のデッキは緑単 Elf and Nail である。

Duel 1
 矢口先攻 / マリガン - 矢口1回

 先攻の矢口、マリガンを選択するが、6枚になったハンドにも土地が1枚のみ。対する宮部も、2ターンと4ターンに《ミラディンの核/Mirrodin's Core (DST)》を置き、蓄積カウンターを貯めてゆく。

 初手の不安をよそに、4ターン目まで順調に《森/Forest》を並べてゆく矢口。《ウッド・エルフ/Wood Elves》をプレイして更に土地を展開し、宮部のプレイした《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum (MRD)》を《ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman (MRD)》で除去。更に《花盛りの春/Vernal Bloom》を置いて一気にマナを増やす。

 宮部の手札には《忘却石/Oblivion Stone (MRD)》があるのだが、出して即起動するだけのマナがない為、取りあえずプレイして、次のターンに何事もない事を祈るばかり。しかし世の中そんなに甘くなく、次の矢口のターン、《花盛りの春》に裏打ちされた膨大なマナから《ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus (DST)》がプレイされる。

 カウンターをすり抜け、登場してしまったこのデカブツを宮部が除去する方法はただ1つ。メインに1枚だけ投入されている《炉のドラゴン/Furnace Dragon (DST)》を引く事である。《知識の渇望/Thirst for Knowledge (MRD)》をプレイし、《交易路/Trade Routes》を置いて何とか最後まで引く努力を試みるものの、《炉のドラゴン》は最後まで顔を出す事はなかった。

宮部 0-1 矢口

信州地雷魔神、宮部浩一
信州地雷魔神、宮部浩一

Darksteel プレリ優勝、矢口浩太郎
Darksteel プレリ優勝、矢口浩太郎

Duel 2
 宮部先攻 / マリガン - 宮部1回

 先攻の宮部はマリガンを選択。対する矢口は3枚の土地、《極楽鳥/Birds of Paradise》2枚、《ウッド・エルフ》、《歯と爪/Tooth and Nail (MRD)》のハンドをキープ。

 初手に恵まれた矢口は、1ターン目に《極楽鳥》、2ターン目に引いて来た《不屈の自然/Rampant Growth》をプレイし、マナ基盤を増やして行く。流石にこれ以上マナを増やされると取り返しがつかなくなる宮部は、矢口の3ターン目にプレイされた《ウッド・エルフ》を《マナ漏出/Mana Leak》で阻止し、逆に自身のマナ基盤を安定させるべく《真面目な身代わり》をプレイする。

 初手にあれだけマナを安定させるカードが揃っていながら、9マナまで到達できないでいる矢口。仕方なく双呪なしで《歯と爪》をプレイし、《隔離するタイタン/Sundering Titan (DS)》と《ダークスティールの巨像》を手札に加える。返しの宮部は2枚目の《真面目な身代わり》をプレイしてターンを返す。

 ターンが廻って来た矢口は、先程手札に加えた《隔離するタイタン》をプレイし、宮部のマナ基盤を襲うが、この誘発型能力を宮部は《もみ消し/Stifle (SCG)》で回避する。返しの宮部が《交易路》を置いてターンを渡そうとすると、矢口は《隔離するタイタン》に対して自ら《帰化/Naturalize》をプレイし、宮部の土地を減らす。

 次の矢口のターン、《精神隷属器/Mindslaver (MRD)》と《ひっかき爪/Scrabbling Claws (MRD)》を置き、一気に勝負に出る矢口。これらは《炉のドラゴン》で事無きを得た宮部だが、返しのターン、矢口は双呪で《歯と爪》をプレイし、《ダークスティールの巨像》と《白の夜明けの運び手/Bringer of the White Dawn (5D)》を場に展開し、再び宮部が窮地に追い込まれる。

 次、矢口にターンが廻ったら負け。もはや後がない宮部だが、この状況をひっくり返す事が出来ない訳ではない。ただの1種類、《突撃の地鳴り/Seismic Assault》と言う最後の希望が残っている。

 宮部のターン。ライブラリーの1番上に置かれた、ただ1枚のカードに祈りを込め、ドロー。

 ………

 ……

 …

 残り時間2分。運命の女神は、宮部に最後の希望をもたらした。

宮部 1-1 矢口

Duel 3
 Toss

 勝てばベスト8進出が確定する宮部と、勝ってもベスト8に進出するには OMP 差の勝負が待っている矢口。熟考の末、矢口は宮部をベスト8に送り込むべく自ら投了を宣言。これにより、宮部は7位で次の Booster Draft に進む事となる。

宮部 2-1 矢口