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地雷の勧め 第7回
(投稿レポート)

Written by 朧霞

 朧霞個人が組んだデッキ (≒世間一般で言う地雷デッキ) 。今回もこれを(自分勝手な)理論の元に紹介していきます。前回の記事から日付が開いてしまい、申し訳ないです。

 3月1日付けで禁止カードが発表されるとの噂。個人的予想では、新たな禁止カードは、

の3枚なのですが、結果はいかに。

 さて、構築で神河謀叛が使用可能になりました。そんなこんなで自分も新たなデッキ作成をすることに。例によって既存のデッキを使うわけがなく、謀叛から使えそうなカードを検索。その結果、自分の感覚に HIT した1枚のカードを軸にデッキを練成することに。

UR Arcane Deck
The Arcane "Proto Type"
Standard (8ED,MRD〜BOK) : Designed, Played by Oboro Kasumi
■ メインデッキ (60枚)
 12 島/Island
 9  山/Mountain
 3  氷の橋、天戸/Tendo Ice Bridge (BOK)

 4  巻き直し/Rewind
 4  消耗の渦/Consuming Vortex (CHK)
 4  不気味な行列/Eerie Procession (CHK)
 4  氷河の光線/Glacial Ray (CHK)
 4  深遠の覗き見/Peer Through Depths (CHK)
 4  霧中の到達/Reach Through Mists (CHK)
 4  砂のふるい分け/Sift Through Sands (CHK)
 4  撹乱する群れ/Disrupting Shoal (BOK)
 4  禍御鳴の激憤/Ire of Kaminari (BOK)

□ サイドボード (15枚)
 (省略)

 デッキ名からも分かる通り、秘儀デッキです。秘儀呪文の数は驚愕の32枚 (笑) 。《巻き直し/Rewind》以外は完全ブロック構築仕様です。全てのスペルが4枚ずつなのは、初期段階だからということで。

 注 : 確かに調整時間は微妙でしたが、決して手抜きではありませんよ。

 勝ち方は大別して2通り。

 謀叛解禁直後2/20の大会で、このデッキを使い優勝してきました。その際、《禍御鳴の激憤》が叩き出した最大ダメージは18点でした。まあ、対戦相手とのデッキ相性もあったのでしょうけど。それはそれとして、《消耗の渦/Consuming Vortex (CHK)》に《氷河の光線》を連繋して打つ時、

    「《偽り/Jilt (APC)》ペイキッカー戻して2点 !」

 と言いたくなる自分 (笑) 。

 # IVブロックの頃の自分を知っている人だと懐かしい響きかも?

 デッキ構築に関しては賛否両論あるでしょうが、あくまで構築 Brain が自分なので。今回は、会場で聞かれた質問も含め一問一答を。

Q : 何故伝説の土地が入っていないのか?
A : 最近は《死者の嘆き、崩老卑/Horobi, Death's Wail (CHK)》を見かけないことと、デッキにクリーチャーが入っていないこと。何より土地を並べたいデッキなので、相手の伝説土地と相殺したくないため、不採用です。

Q : 何故カウンターは《マナ漏出/Mana Leak》や《邪魔/Hinder (CHK)》じゃないのか?
A : このデッキの動きの1つに、「《不気味な行列/Eerie Procession (CHK)》に連繋しつつ、再び《不気味な行列》を持ってくる」ことがあります。5マナ2点バイバック、7マナ4点バイバック、7マナバウンスバイバック etc… 。厳密にはバイバックではないのですが、その辺りの表現に関してはさておき。この行動はアドバンテージを失わず相手の妨害をしつつ、墓地の秘儀を増やすことができます。その一方、ソーサリータイミングであることから、相手に隙を見せることになります。

 話が本題に戻りますが、今回採用されているカウンターは《巻き直し》と《撹乱する群れ/Disrupting Shoal (BOK)》の2種類。《撹乱する群れ》は秘儀なので、という理由の他に、フルタップの状態でもカウンターが出来る、という理由からも採用されています。当然カウンターしながら連繋も出来ますし。

 《巻き直し》に関しては、デッキの大半がインスタントであるため、都合がよいということと、このデッキ唯一の青い4マナスペルである、ということで採用されています。フルタップの状態で相手に《頭蓋の摘出/Cranial Extraction (CHK)》を打たれると、赤いスペルのどちらを抜かれてもかなりの痛手になります。カウンターが今回の2種類である最大の理由がここにあったりします。つまり、《不気味な行列》のギミックを使う際に出来る隙を埋めるため、上記2枚になったわけです。

Q : 中盤以降の最も効率的なダメージ方法は?
A : 例えば、ハンドが《禍御鳴の激憤》×2、《氷河の光線》、墓地には6枚の秘儀があるとしましょう。

【1】 場に6マナある場合
1. エンドに《禍御鳴の激憤》に《氷河の光線》を連繋=8点。次ターンに《氷河の光線》素打ち + 《禍御鳴の激憤》=10点で合計18点。
2. エンドに《氷河の光線》を素打ち、後に《禍御鳴の激憤》=2 + 7=9点。次ターンに《禍御鳴の激憤》=8点で合計17点。

 一見すると同じように見えますが、違いが1つ。2. の場合、次ターンに2マナ余っています。もしここで、次ターンに引いてきたものが秘儀だった場合、先にそのスペルを使うことにより、+1点して合計18点入る可能性がある、ということです。更に言えば、引いてきたものが追加の《氷河の光線》であれば、20点入る可能性もあるわけです。

【2】 場に8マナある場合
1. エンドに《禍御鳴の激憤》に《氷河の光線》を連繋、それにスタックで《氷河の光線》を素打ち=2 + 9=11点。次ターンに《禍御鳴の激憤》=8点で合計19点。
2. エンドに《禍御鳴の激憤》に《氷河の光線》を連繋=8点。次ターンに《禍御鳴の激憤》に《氷河の光線》を連繋、それにスタックで《氷河の光線》を素打ち=2 + 11=12点で合計20点。

 先程と違い、1.2. にダメージ1点分の差が出てきます。但し 1. の場合は次ターンに4マナの余裕があるので、追加の激憤を引いたりすれば27点入ったり。

【3】 場に7マナある場合
 基本的には【1】と同じなわけですが、もし土地を引いた場合、

3. エンドに《禍御鳴の激憤》に《氷河の光線》を連繋=8点。次ターンに《禍御鳴の激憤》に《氷河の光線》を連繋、それにスタックで《氷河の光線》を素打ち=2 + 11=12点で合計20点。

 と、【2】の 2. と同じ動きを取れるわけです。

 結論。自分の置かれた状況をよく考えて、理論的に計算をしましょう。

Q : クリーチャーがいなくても大丈夫?
A : 逆に、相手のクリーチャー除去やアーティファクト除去が全て無駄カードになるので、その時点でハンドアドバンテージを取れることも多々あり。前向きに行きましょう。

Q : 相手のクリーチャーを除去したいのに、《氷河の光線》を引きません。
A : 自力で引き込めない場合、《深遠の覗き見/Peer Through Depths (CHK)》や《不気味な行列》などで引き込んでください。3ターン目、手札に《不気味な行列》があれば最優先で持ってくるのは《氷河の光線》ですから。

 逆に序盤に《氷河の光線》が2枚以上あれば、1枚は素で使うこともしばしば。手札1枚だけの《氷河の光線》でも、連繋に捉われ過ぎると命に関わることもあるのでご注意を。

Q : デッキを使わせてもらったら、よく土地が事故ります。
A : 私は悪くありません。デッキの 2/5 は土地なので、理論的には4ターン目のカードの 4/10 は土地のはずです。引けない場合マナソースを増やすのも手かと思いますが、その辺は個人の感覚です。自分は他人より土地を多く引く修正があるらしいので、24枚で十分です。

Q : 大会で朧霞さんに勝てません。
A : 私は悪くありません。まずはプレイミスを減らすところから始めましょう。カードの知識の拡張、自分のデッキの理解、他のデッキの分析 etc… 。勿論、貪欲に勝ちに行く姿勢を持つことも大事だと思うけれど。

Q : 朧霞さんは県内の大会で勝ち過ぎだと思います。
A : 私は悪くありません。最近は確かに結構勝ってるなぁ。県内各地に被害者の会があるらしいし (笑) 。2005年は県内の大会に5回参加して優勝3回、準優勝2回ですから (爆、2月22日現在) 。最近大会の表彰時、名前が呼ばれると一部知人からブーイングが起きますが、気にしません (笑) 。

Q : 朧霞さんの引きは常軌を逸してます。ありえません。
A : 私は悪くありません。

 日頃の行いの賜物、ということで。…うわっ ! 何をする ! やめ… (完全沈黙) 。

 …ということで、暫くはこのデッキの調整もしていこうかと思ってます。禁止カードの内容や、施行後のメタの推移を気にしながら。今回はこれにて。